2007年06月27日

鳥重

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お酒は好きで、一人で家で呑む事もあるわけだけど
特に行きつけのバーや飲み屋があるわけでもなかった。
が、人との繋がりからとあるバーのバーテンさんのところに良く行くようになった。そのバーは看板も出てない隠れ家的なとこで芸能人もよく来る(自分はあんま見た事ないけど)。そこでは客同士の繋がりも濃く、気さくなバーテンさんが心地よい気配りをしてくれる。家が近いのもあって連れと足を運ぶ事が多かった。
先日そこのバーテンさんが他の店へ移るという話があり、どこへ移るのかと聞くと渋谷「のんべえ横丁」にあるバーだという。

渋谷「のんべえ横丁」?

そうあの山手線線路沿いにあり昭和の戦後を感じさせるところ。
渋谷でうろうろしていれば目に入るしその存在は知っていたけどあえて行こうとは思わなかった場所だ。
古めかしいイメージから、汚なそう、物騒、じじばばばかり、という印象しか持ってなかったが、移ったという店を探しに行ってみると、全然イメージと違う空気がそこにあった。もちろん昔ながらのお店もあるわけだけど新しい良さげなお店も同居していて不思議な雰囲気。でも何よりすごく秩序があって綺麗にされている区画だった。のんべえという割りには変な酔っ払いは見ないし、何より各お店がそんな客お断り的な横のつながりを持っているらしい。そんな安心感からか若い女の人もすごく多い。バーテンさんのお店も新しい側のお店でアットホームで心地よい。

そんな横丁づいたので有名だという焼き鳥屋「鳥重」に行く機会を得た。完全予約制の超人気店。昭和20年代からやっているそのお店は女将さん一人できりもりしていてスペースも10人位でいっぱいっぱい。メニューを見るとそのお店の昔から常連さんが書いたと思われるこのお店の心得的なのがぎっしり書いてある。席についてからお勘定まで、女将さん一人が故の完全に合理的なシステムが出来上がっているのだ。その動きに一切無駄ナシ。見ていると大変そうで手伝いたくなるくらいだが良く見ると完璧に流れに沿っていて滞る箇所はなかった。そんなこんなもこのお店が築いてきたおばちゃんの仕切りに任せるという性質からきてるんだろう。客はみんなおばちゃんの流れを見守り、待つ。
何より衝撃だったのは女将さんの人柄。とても上品で優しさが伝わってくる感じでその愛くるしさに心が洗われる。常連が新しい客に心得を諭すのもこの女将さんを困らせたくないという気持ちからであろうというのも理解できる。一緒にいる客で行儀の悪いのがいたら即つまみ出したくなる空気がそこにある、人の温かみを感じさせ人の良心をゆすぶってくれる、都会のぬくもりな店だった。
あ、言わずもがな焼き鳥、焼き、さしみ、文句なしに旨い、そして大盛り!
たらふく食べてお酒呑んで、2人で3500円、安!
お釣りいらないです、と言う客がいてすごいよく分かったけど女将さんは頑なに「それはいけません!」とお釣りはすかさず渡す。前に1万円を置いていった人がいるらしいんだけどもらうことはせず店にクリップで挟んで"忘れもの"に置いている。「お金は大事ですから・・」と話す女将さんは世界遺産だと思う。

「鳥重」の詳細を紹介しているブログ↓
http://www.lacrime.net/item_1241.html
posted by ChizQ at 00:00 | TrackBack(2) | レコメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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